今人気のB級グルメを知る

B級グルメの登場

リーマンショック後の日本経済の低迷期に入った頃から、テレビの料理番組や雑誌などで各地の庶民の料理を「B級グルメ」と称して紹介しているのが目立つようになりました。
この「B級グルメ」という表現を始めに使い出したのは、グルメ雑誌にあるフリーライターが「B級グルメの逆襲」を掲載したのが始まりと言われております.
それまでのグルメ雑誌やグルメ紹介のテレビ番組では、これでもかという具合に高級さと一流さを競うように取り上げとりました。

 

「究極のグルメ!」や「1級の絶品料理」「1流シェフの神業料理」・・・など高額で1流といわれる料理店やレストランをこぞって取り上げました。
いわゆる「Aクラス料理=A級グルメ」を紹介することで庶民の憧れと驚きをあおってきましたが、このA級グルメと真逆の庶民の料理がB級グルメです。
日本経済の急速な低迷が始まりますと、あらゆる企業や団体は一気に方針を変更して交際費の切り詰めや接待の禁止を打ち出し始めました。

 

本来、特別に高額で1流の料亭やレストランの利用の大部分は個人のポケットマネーでなく、会社の交際費や宣伝広告費を当てて接待などに利用していたものです。
不景気が続きますと当然ながら企業や団体は接待の取りやめや交際費を切り詰めますので、高級グルメの飲食店を理容師なくなります。
むしろ、金額的に安くて美味しいB級グルメに人気が殺到します。

 

安くて美味しい「餃子」や「日本の洋食」「ラーメン」「お好み焼き」「とんかつ」・・・と従来の庶民が大好きなB級グルメの珍しいものや、各地方都市などの「ご当地B級グルメ」などをテレビや雑誌などのマスコミが競って取材して掲載します。
また、全国の地方からご当地の名産品などの物産展とともに「ご当地グルメ」ので店が大都市で開かれて人気を博します。

B級グルメ料理の役割

日本経済の低迷を反映して一時期に急速なB級グルメがブームになりテレビや雑誌のグルメ番組で紹介されましたが、これらのB級グルメとして紹介されている料理は目新しいものっではなく、昔から庶民の料理として親しまれてきたものばかりです。

 

中には地方の庶民の料理や漁師の人達が好んで食べてきた料理が、都会人には珍しいものとして紹介されたり、外国の庶民の料理を紹介もしています。
世界各地には私達日本人の知らない美味しい庶民の味が数えきれないほどあります。
B級グルメは日本でも世界各地でも自然の生活の営みの中で家庭料理として生まれたものもありますが、大衆的な飲食店で工夫して作られて人気を博しているものもあります。
日本国内でも地方で採れる魚貝類や様々な食材の昔からか伝わる料理法で調理するものもあれば、農家や漁師が自分たちが育てたり採集した食材の食べ方を秘伝として紹介するものもあります。
日本には世界各地から外国人が来て定住しておりますので、世界の珍しい食材や料理法も庶民の味として紹介されておりますので、B級グルメの幅は世界料理のメニューにもなっております。

 

世界各地には人種によって様々な食材の違いがありますので、このような世界料理の紹介によって今まで食べたことのなかった食材もお互いの国で食べるようになっています。
日本の納豆や数の子、昆布、などは外国では食べられておりませんでしたが、今では世界各地で喜んで食べられています。
フランスのトリフやフォアグラも日本人は少し前までは知りませんでしたが、今ではフランス料理の高級食材として知られています。
タイ料理の調味料のナンプラーやレモングラスなども近年になって日本人にも親しまれるものになって来ました。
このように、日本国内同士でも世界の各地の国ともB級グルメの交流で相互の習慣を知ることが出来て相互の距離感が近くなってきていることは」B級グルメの食文化としての功績と思います。